たくさんある避妊薬。その効果と服用方法、副作用について詳しく説明しています。

避妊薬を使って避妊しよう!

様々な錠剤

多くの女性は愛する人との子供を授かりたいと思っているかもしれません。

しかし一方では、いろんな理由があって子供を作りたくないと思っている人もいるでしょう。

避妊の方法として最も有名なのはコンドームだと思います。

しかし、コンドームを使ったとしても100%避妊に成功するというわけではありません。

また男性が性行為の際にコンドームを使うことを嫌う場合もあるでしょう。

そういうときに、何か別の避妊方法があればいいと思いませんか?

もちろんコンドーム以外にも、避妊をする方法はあります。

それは「経口避妊薬」を使った避妊方法です。

経口避妊薬(以下、避妊薬)は女性に用いられる女性ホルモン剤のことで、一般的にはピルと呼ばれています。

避妊薬は現在さまざまな種類があります。

利用する人と避妊薬の種類によって、相性があるので、初めて利用する場合は医師と相談をしてどの避妊薬を利用するか決めましょう。

ピルにはどんな種類があるのか?

様々なピルの紹介をするナース

ピルは含まれているホルモンの量によって3種類に分けられます。

ひとつが「低用量ピル」と呼ばれるものです。

これはその名の通り、低用量、つまりピルの中に入っているホルモンの量が少なくなっています。

低用量ピルは卵胞ホルモンが0.03mgから0.05mg未満のものです。

ピルに含まれるホルモン量が少ないため、副作用も少ないことがメリットです。

低用量ピルの場合は、黄体ホルモンと卵胞ホルモンの配合が均一の「1相性ピル」、ホルモン量が2段階に分かれている「2相性ピル」、そして3段階に分かれている「3相性ピル」があります。

1相性ピルの場合は、シートのピル全てが同じホルモン量ですが、2相性と3相性については1枚のシートの中にホルモン量が違うピルがあります。

ホルモン量に違いがある2相性ピルと3相性ピルに関しては服用時に気をつけなければなりません。

シート内のホルモン量が異なる漸増型のニ相性ピルや3相性ピルは、女性の自然なホルモンバランスにより近くなるようになっています。そのため、1相性ピルに比べて不正出血を起こしにくいという特徴があります。

ただし、飲む順番を間違えてしまうと効果が落ちたり、不正出血が起きる確率は高くなってしまうので、服用の際には注意しなければならないのです。

これに対して1相性ピルは飲む順番を間違えても特に問題はありません。

実薬(効果のある薬)を服用する期間にプラセボ(服用しても効果を得ることができない薬)を間違えて服用してしまってはいけませんが、実薬を飲む順番などは特に決められていません。

ただし、不正出血などが起こりやすいというデメリットもあるので、その点は理解しておきましょう。

これが1相性ピルとニ相性、3相性ピルの大きな違いです。

他に「中用量ピル」と「高用量ピル」というものがあります。

中用量ピルは卵胞ホルモンが0.05㎎以上のものを指し、高用量ピルは黄体ホルモンが2mg以上あるもののことです。

低用量ピルは避妊薬として利用されることが多いですが、高用量ピルは基本的にホルモン異常といった病気に対して使われることが多いです。

ピルには避妊以外にもいろんなメリットがある

ピル服用で体調の良い女子

ピルは避妊薬なので、もちろん避妊を目的として使用すると思いますが、ピルには避妊効果以外にもメリットがあるのです!

たとえば、生理不順の解消に効果があるとされています。

1ヵ月に1度定期的に来るはずの生理。しかし、人によっては2ヵ月ごとだったり、その周期自体がバラバラだったりすることがありますよね。

これはストレスなどによるホルモンの異常が原因です。

ピルを飲むことによってホルモンバランスが整えられるので、毎月同じ時期に生理が来るように改善されます。

生理日の予測がつきやすくなるので、旅行で海や温泉に行きたいという時に計画を立てやすくなるので、女性にとっては非常にありがたい効果だと言えるでしょう。

ピルで生理日をずらす!?

ピルで生理日をずらすことを考える女子

上述したように、ピルを服用することで生理日の予測をつけることができるので旅行などのイベントの計画も立てやすいです。

しかし、時と場合によっては、どうしてもこの日しかダメ!というようなこともありますよね。

イベントの開催期限だったり、友人との都合だったり……いろんな理由でこの日しか旅行に行けないというようなことはあるはずです。

それが温泉やプールだった場合、生理になってしまうと楽しむことができませんよね。

実はピルを使うことで、月経周期を調整し生理が開始される日をずらすこともできるのです!

ただし、生理を調整する場合は、「ピルを常用しているピルユーザー」か「ピルを服用していない非ピルユーザー」かによって方法が異なります。

また、生理日を早めたいのか遅らせたいのかによって方法も異なります。

そのため、生理日をずらすためにピルを利用したい場合は、正確な方法を理解して実践しましょう。

第1世代のピル「ルナベル」

ルナベル

低用量ピルには「1相性」「2相性」「3相性」というホルモン量の違いによる差があることを説明しました。

しかし、実は違いはそれだけではありません。

「第1世代」「第2世代」「第3世代」「第4世代」という種類にも分かれているのです。

この世代によって使用されているホルモンが異なります。

第1世代ピルには「ノルエチステロン」という黄体ホルモンが利用されています。

第1世代で1相性のピルとして有名なピルが「ルナベル」です。

ルナベルは日本新薬株式会社が販売しており、日本で認可されている低用量ピルのひとつになります。

避妊薬として以外にも生理痛や月経困難症を和らげることを目的として使用されることが多いです。

ルナベルには「ルナベル配合錠LD」と「ルナベル配合錠ULD」の2種類が存在します。

これらの違いは成分として含まれるホルモン量の違いとなっています。

ルナベルの効果は?

ルナベルの効果を解説する医者

ルナベルは卵胞が成長することを抑える効果があり、使用することで排卵がストップします。

そのため月経困難症を改善することができるようになっています。

なお生理が止まることで、出血過多や生理痛、生理不順なども改善できます。

ホルモンバランスを正常な状態にできるので、将来的には妊娠しやすい体内環境も作りやすくなるでしょう。

一般的にピルは避妊に使うというイメージが強くありますが、ルナベルの場合はどちらかというと生理痛の悩みや月経前症候群などを改善するために利用している方も多く、クリニックなどではそのために処方されることもあります。

ルナベルの服用方法

ルナベルを服用する女子

ルナベルを服用する場合、1日に1錠を毎日必ず飲んでいきます。

飲み始めてから21日間は必ず実薬を飲んでいきます。

その後は7日間の休薬期間を設け、29日目から再度ルナベルを服用していくという流れになります。

飲み始めてから休薬期間を終えるまでを1周期と数えましょう。

服用を始める際は、月経開始後から5日以内に1錠目を飲み始めましょう。

休薬期間中は「消退出血」という症状が見られることがありますが、特に気にする必要はありません。

基本的な服用方法は上記のような流れですが、ルナベルを医師から処方してもらっている場合は、医師の指示する服用方法に従って服用していきましょう。

これは、先述したように避妊薬としてだけでなく、生理痛や月経前症候群などを軽減するために利用したりするケースがあり、服用する人の体の状態によっては服用方法を変えないといけない場合などがあるためです。

ルナベルにはどんな副作用があるの?

ルナベルの副作用を感じている女性

医薬品には副作用がつきものです。

避妊薬も医薬品ですから副作用があります。

ルナベルの副作用として軽度なものに、不正出血、吐き気・嘔吐、頭痛、乳房の不快感などが、重篤な副作用としては血栓症などが報告されています。

血栓症とは血管内に「血栓」という詰まりができてしまって血流を閉塞してしまう症状です。

お腹や胸に激しい痛みを感じたり、手足にしびれや腫れ、痛みなどを感じたら血栓症の可能性があります。

痛みやしびれを感じたらかならず病院で診察してもらいましょう。

さらに、ごくまれにしかありませんがアナフィラキシーショックなどの症状がおこることもあります。

アナフィラキシーショックは薬の服用後30分前後で症状があらわれます。

発疹などの皮膚症状、呼吸困難や血圧低下による意識障害など、命に関わる危険な状態になりかねません。

こうならないように、初めてピルを使用するという場合は、病院に行って検査をしっかり受けてから処方してもらうことが必要です。

また、現在は第1世代のルナベルには「ルナベルULD」という超低用量のピルがあります。

こちらは副作用が非常に少ないとされているので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

第2世代のピル「トリキュラー」

トリキュラー

第1世代1相性ピルのルナベルは、ピルの発祥国であるアメリカではポピュラーなものとなっています。

しかし、実は日本においてはそこまで多くの方が利用しているわけではありません。

では日本ではどんなピルが広く利用されているのでしょうか。

日本では「トリキュラー」という第2世代3相性ピルを利用している方が多いです。

第2世代のピルは「レボノルゲストレル」という黄体ホルモンを使用しています。

第1世代のピルの開発が行われた当初、卵胞ホルモンの量が多いために肝障害や乳がん・子宮頸がんなどのリスクが高まると報告され、WHOから卵胞ホルモンを少なくするように勧告されたのです。

そこで、第1世代のピルとは違う新しいホルモン剤の開発を行いました。

そこでできたのがこの「レボノルゲストレル」なのです。

しかし、この第2世代のピルには思わぬ副作用が潜んでいたのです。

それが男性化症状(アンドロゲン作用)です。

主な男性化症状として、体毛が増える多毛症、皮脂の過剰な分泌によってニキビが増える、筋力が増えてしまい体重が増えるといったことが挙げられます。

このような男性化症状のウワサだけが独り歩きし、「ピルを飲むと体重が増える」「ピルを飲むとニキビが増える」という誤解をもっている方がいますが、現在ではこのような症状を引き起こさないように、しっかり対策されています。

その対策方法が黄体ホルモンの量を徐々に徐々に変化させることです。

先述したように、ピルには相性というものがあります。

第2世代のピルの男性化症状を抑える方法として、徐々にホルモン量を増加させていく方法がとられたのです。これによって男性化症状を抑えることに成功しました。

そのため、現在は心配することなく利用できます。

トリキュラーは安全面や避妊効果の高さにおいても優れた結果を出しており、初めてピルを服用するという方でも安心して使用することができるピルとしてかなり有名です。

そのため、低用量ピルの種類が色々ありすぎて何を選べばいいのか迷ってしまうという人は、とりあえずトリキュラーを選択するというのもいいかもしれません。

もちろん相性の良し悪しはありますので、その辺については医師との相談が必要です。

トリキュラーの効果は?

コンドーム

トリキュラーといえば低用量ピルの中でも特に高い避妊成功率を誇ります。

第1世代のピルよりも避妊率は高いと言われているのです。

ちゃんと順序を守って正しく服用し続けることにより、ほぼ100%に近い確率で避妊することができるといわれています。

さらにコンドームを使えば避妊の確率をアップさせ、性感染症の予防までできるので安心して性行為をおこなえるようになるでしょう。

またトリキュラーの効果が出始めるタイミングについてですが、

もし生理開始の日からすぐ飲み始めた場合はその日から、また生理開始の日がよくわからない状態で服用した場合や遅れて飲んだ場合は、7錠目を飲んだ7日目あたりから避妊効果があらわれます。

トリキュラーを飲み忘れずに正しく14日間飲み続ければ、ほぼ確実に避妊できる状態になっています。

トリキュラーも避妊効果以外の効果を得ることができます。

ホルモンバランスを整えることができるので、月経周期をコントロールすることはもちろん可能です。

さらに、更年期の症状を和らげることができるとされています。

一般的に更年期障害は閉経する前後の10年間に起こりやすいといわれており、日本人の場合は50歳くらいだと言われています。

更年期障害はホルモンバランスが崩れることで起こるのですが、更年期障害の前段階をプレ更年期と呼び、30代から40代で女性ホルモンが徐々に減少し始めます。

しかし、トリキュラーを使うことでホルモンバランスが整うようになり、更年期障害を予防することができるとされているのです。

トリキュラーの服用方法

トリキュラーを服用する女性

トリキュラーは1日に1錠、決められた順番を正しく守り飲み続けることで安全に使うことができます。

前述の通り、トリキュラーのような3相性ピルは漸増型となっていて、徐々にホルモン量を増やしていくので、飲み間違いをしてしまうと、副作用が起きたり、効果自体が薄くなってしまうこともあります。

1相性ピルのように飲み違いをしないタイプではないので、注意して服用する必要があります。

また、服用するタイミングですが、食前でも食後でも特に問題はありません。

特にこの時間という決まりはありませんが、できるだけ同じ時間に服用するようにして、飲み忘れのないようにしましょう。

トリキュラーは2日以上飲み忘れてしまうと、せっかくの高い避妊効果も台無しになってしまいます。

1日の飲み忘れであればその時点で前日分と合わせて2錠飲むようにしてください。

2日以上の飲み忘れが起こってしまった場合は、服用を中止して、また初めからスタートするようにしましょう。その際には次の生理まで飲み始めるのを必ず待ってください。

もちろん、この服用を中止している期間は妊娠する可能性があります。

コンドームをつけるなど別の避妊策を講じる必要があります。

トリキュラーには28日タイプにのみ、通常の錠剤ではなく、白くて少し大きめの錠剤が7つ入っています。

これが「プラセボ錠」と呼ばれるもので、飲んでも何も効果がありません。

なぜプラセボ錠が存在するのかというと、飲み忘れを防ぐためです。

休薬期間にはいってしまうとどうしても服用を忘れてしまいがちですが、プラセボを服用することによって飲み忘れることがなくなるわけです。もちろんあえて飲む必要はありませんが、飲み忘れる可能性があると思っている場合は必ず飲んでください。

トリキュラーにはどんな副作用があるの?

トリキュラーの副作用を解説する医者

もちろんトリキュラーも医薬品ですから、副作用は存在します。

ルナベル副作用とほとんど違いはありません。

不正出血、吐き気・嘔吐、頭痛などが症状としてあらわれることがあります。

ただし、ルナベルとは違って、不正出血に関しては出にくいとされています。

これらのうち吐き気や嘔吐、頭痛などの症状は比較的出やすい症状とされていますが、2シート目、3シート目と進んでいくにつれて副作用の発生は減少します。

最初のうちはこのような症状が出ることもありますが、徐々に体が慣れ、副作用もあらわれなくなるのであまり心配する必要はありません。

また、繰り返しになりますが、トリキュラーのような第2世代のピルで見つかった「男性化症状」。

これに関しては、漸増型のピルにすることで解決されています。

正しい服用をすればこのような症状が起きることはありませんが、正しい服用方法を実践しなければ男性化症状が起きる可能性もあります。

服用方法を正しく守って安全に利用しましょう。

第3世代のピル「マーベロン」

マーベロン

ここまで第1世代、第2世代のピルを紹介してきました。

現在日本において、もっとも普及率の高いピルが「マーベロン」です。

第2世代の低用量ピルを開発した段階で副作用として見つかった男性化症状。

これは漸増型のピルにすることによって解決しましたが、どうにかこのアンドロゲン作用を少なくすることができないか……と考え、開発されました。

第1世代のピルに比べて、第2世代のピルは効果が高いとされています。

この効果の高さを保ったまま副作用を抑えることが課題だったのです。

その課題に挑み、見事、デソゲストレルやゲストデンといった新しいタイプの黄体ホルモンが開発されました。

これらのホルモンが含まれているものが第3世代のピルなのです。

第3世代のピルは第1世代のピルと第2世代のピルの弱点を克服している素晴らしいピルということができるでしょう。

こういったことから、日本では第3世代のピルが人気になっています。

マーベロンの効果は?

マーベロンの避妊効果を自信持って紹介する医者

マーベロンはトリキュラーと同じように強力な避妊効果を期待することができます。

現在、その避妊成功率は99.9%と言われています。

なぜそこまで高い確率で避妊できるのでしょうか。

マーベロンには性腺刺激ホルモンと呼ばれるものを分泌させなくする効果があります。

性腺刺激ホルモンが作用することで生理が起こりますが、マーベロンの効果によって卵胞ホルモンと黄体ホルモンが血液を循環します。

そうなると、血液中に十分な女性ホルモンがあると体が錯覚するようになり、分泌の抑制がかかります。

その結果、脳が妊娠しているということを錯覚するようになり、排卵が起こらなくなります。

排卵が抑制されると、妊娠の場合に備えて少しずつ厚くなるはずの子宮内膜が厚くならなくなり、精子が着床しづらくなり、妊娠に繋がりにくくなります。

さらに、黄体ホルモンが子宮頸管から出る粘液の粘性を高めて、精子が侵入しづらい状態を作り出してくれます。

この2つの効果によって高い確率で避妊できるのです。

そして、マーベロンのような第3世代のピルは、ニキビや美肌に対して非常に有効だと言われています。

第1世代のピルのルナベルにも、第2世代のトリキュラーにもニキビや美肌に対して効果があると言われていますが、マーベロンのような第3世代のピルはこういった効果が最も顕著にあらわれると言われています。

マーベロンの服用方法

プラセボ錠の入っているシートの図

マーベロンもルナベルやトリキュラーと同じように毎日同じ時間に1錠服用していきます。

マーベロンは第3世代1相性のピルなので、飲む順番などを特別気にする必要はありません。

ただし、28錠シートの場合はプラセボ錠が含まれているので、実薬の服用期間に間違ってプラセボ錠を服用しないようにだけ気をつけましょう。

マーベロンにはどんな副作用があるの?

マーベロンの副作用を解説する医者

マーベロンも他のピルと同じように副作用があります。

基本的には軽度な副作用で、不正出血や頭痛に腹痛、あとは倦怠感や吐き気といった症状があらわれることがあります。

また、マーベロンも他のピルと同様に、重大な副作用として血栓症があります。

また血栓症は脳梗塞にもつながる怖い症状となります。

血栓ができる場所が脳であれば、高確率で脳梗塞になるでしょう。

脳梗塞になると手足がうまく動かせなくなってしまい、麻痺状態になります。

認知機能が低下したり物忘れがひどくなってしまうので、放っておくことは危険です。

ただ、脳梗塞は血流が改善すれば症状が治まります。

さらに、血栓ができてしまうと、むくみの症状も起こることがあります。

そのため、ピルを使いだしてからむくみの症状があらわれたという場合は、血栓症の疑いがあるので、病院に行って検査を受けることをオススメします。

また、副作用の発症率を極力下げるようにするためにも、本当に服用してもいいのかどうか調べておくべきでしょう。

たとえば1日15本以上たばこを吸う35歳以上の人や、高血圧の人の場合はマーベロンを飲むことができません。

特に、たばこは血栓症のリスクを高めてしまいます。

前述の通り、ピルを服用すると血栓症のリスクも高まります。

喫煙者の方で、どうしてもピルを服用したいという方は、禁煙することが必要です。

そのため、これを機会に禁煙してみるというのもいいかもしれません。

喫煙は血栓症だけでなく、他の病気のリスクも高めてしまうものですから、健康にとってはよくありません。

避妊薬を使用することによって禁煙まで成功すれば、一石二鳥以上の効果を得ることができるでしょう。

アフターピルの「アイピル」

アイピル

ピルについて説明をしてきましたが、ここまで説明したピルとは全く別の種類のピルがあります。

それが「アフターピル」です。

アフターピルは他の低用量ピルとは違って、避妊に失敗してしまったときに緊急処置として飲むタイプのピルとなります。

ピルを常用していない方、もしくはピルを飲み忘れてしまって服用を中止している期間の間に性行為をして、膣内に精子が侵入してしまえば妊娠のリスクは高まります。

しかし、アフターピルさえあれば、性行為後であっても妊娠を避けることができるのです!

アフターピルの中でも「アイピル」と呼ばれるものが人気です。

アイピルは非常に効果が高いのですがが、他のアフターピルに比べて体に与える負担が少ないことで有名です。そのため、多くの人から選ばれているのです。

避妊に失敗してしまう可能性はゼロではありません。

もしもの時に備えてアフターピルを用意しておくことで、不測の事態にも対応することができるので、ぜひ検討してみてください。

アイピルの効果は?

アイピルの効果を紹介する医者

アイピルというアフターピルには「レボノルゲストレル」と呼ばれる黄体ホルモンが入っています。

これは第2世代のピルでも紹介しましたが、非常に避妊効果の高い黄体ホルモンです。

2011年頃に日本で認可された緊急避妊薬となり、WHO(世界保健機関)の必須医薬品として指定されています。

そのため信頼度や安全性についてはかなり期待ができるでしょう。

レボノルゲストレルは、排卵を抑制する効果を持っています。

そのため受精の機会を損失させることができ、子宮内膜の増殖を抑えて受精卵を着床しづらい状態にしてくれて、妊娠の確率を下げることができるのです。

アイピルの服用方法

アイピルを服用する女子

アイピルを服用する方法は、先ほどまでに紹介した低用量ピルとはまったく違う飲み方になります。

この方法に関してはきっちり理解しておきましょう。

アフターピルは一般的に飲む方法として2パターンあります。

ひとつは性行為後にできるだけ早くアイピルを2錠飲んで、さらに12時間後に再び2錠飲む方法。

これを「ヤッペ法」と言います。

ヤッペ法の場合は「プラノバール錠」という薬で行う方法です。

そしてもうひとつは、72時間以内に1錠だけ飲む方法です。

これは「LNG法」と呼ばれています。

アイピルを使用する場合はこのLNG法で服用します。

ヤッペ法の場合は薬を何錠も飲まなければなりませんし、その方法も少し複雑ですが、LNG法はとてもシンプルな服用方法になっています。こういったこともアイピルの人気につながっているのでしょう。

アイピルを飲んでから2日から数週間以内に、生理のような出血が起これば避妊成功です。

万が一それ以上経っても出血が来なかったら、妊娠している可能性があります。

そのため必ず妊娠検査薬を使って確認するようにしましょう。

ちなみにアイピルを飲んでから万が一吐いてしまった場合、注意する必要があります。

服用してから3時間も経ってないのに吐き出してしまったという場合、アイピルの成分がちゃんと体に吸収されていない可能性が高いので、避妊できる確率は下がってしまいます。

そのため飲んでから3時間以内に吐いたときは、もう一度アイピルを服用すれば大丈夫です。

アイピルにはどんな副作用があるの?

アイピルの副作用をする医者

アイピルは緊急避妊用のピル、つまりはアフターピルになります。

このアイピルは他のアフターピルと比べて副作用が少なめになっているので、どちらかといえば安心して選ぶことができる種類だといえるでしょう。

とはいえ、それでも副作用がゼロというわけではありませんので、状況次第では副作用を感じることもあるでしょう。

アイピルは急激にホルモンバランスを崩して、無理やり子宮内膜をはがすことで妊娠を回避します。そのため、低用量ピルよりもやはり体に与える負担は大きくなってしまいます。

アイピルでよく見られる主な副作用は、吐き気や嘔吐、そして頭痛や下腹部の痛み、あとは不正出血にイライラなど、いろんなものがあります。さらに、血栓症のリスクも高めてしまいます。

この点は低用量ピルと同じですね。

アフターピルの場合はよく吐き気に関する副作用が多く報告されています。

しかし、その確率はとても低く、アフターピルにはプラノバール錠とノルレボ錠という2種類存在しますが、プラノバール錠は50%に対してノルレボ錠は3%になっています。

アイピルはノルレボ錠に当てはまるので、その発症率はかなり低めになっています。

また、頭痛を感じることもあります。

頭痛を感じるような場合は、市販されているロキソニンやイブなどの薬を併用するのがおすすめです。

もちろんアイピルと併用しても特に問題はないので安心してください。

症状については成分の吸収による一過性のものなので、飲んでから時間が経つごとに少しずつ軽くなっていきます。ただし強く痛みを感じる場合は、一度病院で診てもらった方がいいでしょう。

アイピルの飲み合わせで注意しなければならないものもあるので、覚えておきましょう。

ドラッグストアなどで販売されている市販の風邪薬や痛み止めなどとの併用は特に問題ありません。

もちろん、目薬や塗り薬などの外用薬との併用も問題ありません。

しかし、ペニシリン系の薬やテトラサイクリン系の薬を服用している場合は危険です。

また、喘息を和らげる薬との服用も要注意です。

このような医薬品を使用している場合は、医師にまずは相談することが大事です。

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